【2021年版】ゴールデンウィークに読みたい!旅にまつわる本おすすめ紹介5選!!
ゴールデンウイークは緊急事態宣言で国外は勿論、国内の旅行にもなかなかいけませんよね。。。
いつもだとハワイ!バリ!セブ!インド!!!と行きたいところですが、気分だけでも旅の気分を味わおうということで、旅本マニアの中の人がおすすめの旅にまつわる本というか実際に旅している本を紹介します!!
- ・『深夜特急』(沢木耕太郎)
- ・『ヨーロッパ退屈日記』(伊丹十三)
- ・『イスラム飲酒紀行』(高野秀行)
- ・『シャンタラム』(G・D・ロバーツ)
- ・『アジア「罰当たり」紀行』(丸山ゴンザレス)
- ・『美の世界旅行』(岡本太郎)
・『深夜特急』(沢木耕太郎)
まずは王道の『深夜特急』です。もう今更紹介しなくても良いかなと思ったのですが、旅本を紹介するにあたってこの本を外すのはマナー違反な気がしたのでとりあえず入れています。
『カラマーゾフの兄弟』を読んだ人と読んでない人くらいの違いがあるので、旅好きを名乗るのであれば必読の本です。
内容は当時大学を卒業した沢木耕太郎氏が作家としてすでに活躍している中、現実逃避をしたくなり、香港からロンドンまで陸路(路線バス)で踏破できるかという賭けを行うことから始まります。
そんなこと無理に決まっているのですが、当時の沢木耕太郎氏は必要最低限の荷物をもって旅をスタートさせます。
現地では現地の人と同じ食べ物を食べ、時にはインドの路上で野宿をしたり、マカオのカジノでお金が尽きかけたりと波乱万丈すぎる旅を行います。
そして、最後まで読んだとき、「あぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁ!!!旅をしたい!!!」と思うこと間違いなしです。
ちなみに僕は読んですぐ香港に行って当時の沢木耕太郎さんが行ったであろう場所を聖地巡礼してきました(笑)
・『ヨーロッパ退屈日記』(伊丹十三)
伊丹十三氏は映画監督でデザイナーで料理人でと多彩な活躍をされていた方です。
そんな伊丹十三氏が1961年に、俳優としてヨーロッパに長期滞在したときの話をまとめた本です。主に衣食住について書かれていますが、実際当時の主にヨーロッパでの日本との違いや、なぜ素敵に感じるのかという本質を見極めるエッセイにまとまっています。
パリやロンドンには女性ものの靴下が当時は売っていなかった(女性はスカートのとか、本物のカクテルの作り方なんかを書いています。
1961年当時の日本人にして西洋での紳士の立ち振る舞いには感心させられます。
一番の魅力は、そんな視点で見るかというところと、ユーモラスで軽やかな文体が伊丹十三氏を表している素敵な本だなと芸術性を感じることができます!
ちなみにこのカバーオシャレだと思うのですが、伊丹十三氏が書いている装丁です。
・『イスラム飲酒紀行』(高野秀行)
これはもう、タイトルの通りですね。。。
イスラム国家は基本的にイスラム法にのっとって、禁酒をしている国がほとんどです。
そんな中で、酒を飲むなんてなんて罰当たりな!!と思いますよね?
実はイスラム国家のひとたちもお酒好きがいるのです!!!
公式には販売できないから密造酒を作ったり、酒を密輸したりして飲酒しているそうです(笑)
そんな危なすぎる世界に高野秀行氏が入り込み、現地の人とこっそり、酒を飲みまくるという破天荒な小説です!
高「ビール欲しいんだけど」
店員「いえ、ありません」
ここから酒へとつなげていく開拓力のすごさ。本当に高野秀行氏、すごすぎます。
※良い子は真似しないでください。
・『シャンタラム』(G・D・ロバーツ)
文庫本でそれぞれ約500~600ページくらいで上中下巻ということで、かなり勇気を振り絞って読みました。
オーストラリアの受刑者が脱獄し、インドへ密入国し、そこでマフィアに囲まれながら生きていくというストーリー(ほぼ実話)です。
魅力ポイントはというと、まず恋愛要素(受刑者だから禁断の恋?)だし、警察にばれるんじゃないかといヒヤヒヤ感、マフィアに殺されるんじゃないかという恐怖。。。そして、ボスとの関りで哲学的な言葉がたくさん出てきます。
ちなみに、ハリウッドセレブ達も愛読しているそうで、ジョニー・デップが製作を手掛けるという話が出ていてずっと映画化されていないという、ある種注目もあります。
まず1冊目を読み始めたら、3冊一気読みしてしまいます。
できれば時間があるときに一気読みしたほうがいいので、このゴールデンウイークの時期は最適だとおもいます。
これを読んで、インドにいきてぇぇぇぇぇぇぇ!!!となりました。
アフターコロナの楽しみですね。
・『アジア「罰当たり」紀行』(丸山ゴンザレス)
クレイジージャーニーでおなじみの丸山ゴンザレスさんがアジア圏での破天荒旅の様子を書いています。
タイの風俗でお持ち帰りをして、シャワーを浴びたら…
アジアでのガンジャ(大麻)事情…
や、アンコールワットで頭が落ちている地蔵があった。仏を侮辱する行為だけはしてはいけないというのは日本人ならばわかるはずだ。表紙を見てほしい。この後どうなったかは本文を読んでのお楽しみだ(笑)
・『美の世界旅行』(岡本太郎)
「芸術は爆発だ」の岡本太郎氏が世界各国での芸術を巡る旅をする。サクラダファミリアなどの芸術評論は勿論、インドの路上アートやインカの芸術などについても書かれているのが魅力です。
岡本節はこの本でも健在で、特にインドや中南米の芸術に対して体の中から燃え上がるような芸術性を感じていることが分かります。
旅をした気分にもなれるし、芸術にも触れあえる一石二鳥な本ですね。
【2021年版】ノンフィクション好きが選ぶおすすめノンフィクション書籍10選
「事実は小説より奇なり」
と聞いたことがある人は多々いらっしゃることでしょう。
私も読書をするようになってノンフィクションのすばらしさを知ることができました。
映画にも本当にあった話的な内容のものはありますが、本の世界にもあります。
そこで私が好きなノンフィクション10作品を選出しましたのでご紹介します!!
- 「深夜特急」(沢木耕太郎)
- 「何でも見てやろう」(小田実)
- 「裸足で逃げる」(上間陽子)
- 「80's エイティーズ ある80年代の物語」(橘玲)
- 「謎の独立国家ソマリランド」(高野秀行)
- 「空白の5マイル」(角幡唯介)
- 「殺人犯はそこにいる」(清水潔)
- 「十五の夏」(佐藤優)
- 「戦地の図書館」(モリー・グプティル・マニング)
- 「ルポ川崎」(磯部涼)
「深夜特急」(沢木耕太郎)
まずノンフィクションといって外せないのはこの作品です。
このページに来る人であればもう知っているという人も多いかもしれませんね。
沢木耕太郎さんが実際に香港からロンドンまで、ほとんど路線バスで辿り着くという、普通では考えられない体験をしています。
現在ではスマホとSIMさえあればできそうな気がしますが、この本が出版されたのは1980年代です。そのためスマホどころか、インターネットすらほとんどない時代です。そんな中、沢木耕太郎さんは最低限のにもつを持って、勘と並外れたコミュニケーション力を武器に進路を切り開いていきます。
現在のバックパッカー文化を生んだ第一人者の熱いノンフィクションです!!
「何でも見てやろう」(小田実)
さて、こちらは更にさかのぼり、1960年代の話になります。
フルブライト留学生(米国との交換留学)となりアメリカから始まり欧州・アジアの22か国を探訪します。各国のでの小田実さんが感じたこと、現地の人とのやり取り(英語が最初は話せないのは鉄板)、日本との違い、社会の様子、裏側など様々な視点で描かれています。
ちなみ当時の生活日は一日1ドルだそうです。現在でいうところの千円くらいの価値で生活していたそうです。今だと泊まることすらも難しいですね(笑)
「裸足で逃げる」(上間陽子)
こちらは少し系統が変わり、社会派ノンフィクションです。
上間陽子さんは教育学者として東京・沖縄で未成年(家庭内や何らかの問題を抱えている人など)の調査・支援を行っている方です。
「裸足で逃げる」では沖縄の主に家庭内DVや10代で結婚した人たちの実情を描いています。作中では作者の主観などは極力入っておらず、実際の事実に即した記録として書いている分、「本当のこんなことがあるのか」という気分になります。
田舎のコミュニティがある分なかなか抜け出せない人たちなど、沖縄は勿論、他の地方の人でも同じような境遇にある人が多いのかも。
「80's エイティーズ ある80年代の物語」(橘玲)
まずこちはら装丁がとてもかっこいい。鈴木誠一デザイン事務所による装丁だそう。
タイトルの通り、80年代(正確には70年後半から90年半ばくらいまで)の、橘玲が編集者になるまで、活躍していた時代などについて書かれた本です。
当時どういうものが世間的に流行っていたか(ポストモダン哲学、アントニオ猪木、宝くじ、バブル…などたくさん)というのを知ることができます。
昔はよかったというのはあまり好きではないですが、当時を生きたかったと思わせてくれる本です。私自身が20代ですが、20代だからこそ新鮮で重しいと感じることができました。もちろん、上の世代でも懐かしく思いながら読めると思います!
「謎の独立国家ソマリランド」(高野秀行)
クレイジージャーニーにも出演していた高野秀行さんによるソマリランドを解明する本です。高野秀行さんは基本的に誰も行ったことがない、やったことがないことをすることが好きな人で、ミャンマーにアヘン栽培をしに行ってアヘン中毒になったりする大変忙しい方です。
「謎の独立国家ソマリランド」では、(ソマリランド…知らないよね?)ソマリランドという未承認国家がソマリアの中にあるらしい。そして、紛争があまりないらしい。ということで、入国の難関を突破し、カート(草)中毒、便秘、銃撃戦などを乗り越えながら実態を解明しているという破天荒ノンフィクションとなっています。
現地の人と仲良くなっていく過程もとても面白く、本を読んで実際に会いに行っちゃう人もいるらしいですヨ。
「空白の5マイル」(角幡唯介)
角幡唯介さんは高野秀行さんと同じく、早稲田大学探検部出身の探検家です。
高野秀行さんとはまた系統が違い、だれも行ったことがないところにアナログで行くことにこだわっている方です。
今現在はスマホの普及などで誰も行ったことがないところはほとんどないため、あえて見つけていきます。北極圏の探検を書いた「極夜行」ではノンフィクション大賞にもえらばれました。
「空白の5マイル」では、チベット奥地にあるツアンポー峡谷を踏査したことを書いた本です。何人、何組もの調査隊が踏査を試みたものの、難関な地形に阻まれ、完全に踏査を終えた人は誰ひとりとしていなかったそう。
まさに山あり谷あり、谷谷谷!!!という過酷な内容で、角幡ワールドに引き込まれます!
「殺人犯はそこにいる」(清水潔)
北関東連続幼児誘拐殺人事件を追ったノンフィクション作品です。
文庫Xとして一世を風靡した作品でもあり、わたしはここからノンフィクションにはまりました。
執念の取材・調査で単独事件から連続事件へとつながり、警察の腐敗・冤罪をも証明する衝撃の内容です。正直暗い気分になる話ですが、リアルだからこその感覚だと思います。目を覆うことは簡単ですが、真実に向き合うことがノンフィクションの醍醐味です。
「十五の夏」(佐藤優)
知の巨人といわれる佐藤優さんによるソ連・東欧の一人旅を書いたノンフィクションです。タイトルの通り、15歳の夏休みに両親に送り出され、ソ連・東欧を一人旅します。15歳でこんな一人で海外なんて行けるのか!!とまずそこから驚きです。今では想像もできないくらい佐藤優さんイケメンですよね…
しかも、社会主義国家を見て回るというのが他の旅本とはまた異なる内容です。
現地での食事、ペンフレンドと対面など登場する人たちも素敵で厚い本ですがすらすらと読めます!
「戦地の図書館」(モリー・グプティル・マニング)
第二次世界大戦時の図書を題材にしたノンフィクションです。
ナチスドイツのヒトラーはプロパガンダ作戦に打って出たことは有名ですが、発禁・焚書によって一億冊以上を処分したそうです。
対してアメリカは図書を武器に、兵士を勇気づけます。戦場で持ち運びできるようにペーパーバックにして兵士へ支給し、戦地で交流するたびに交換していったりと図書の必要性を感じることができる1冊です。
「ルポ川崎」(磯部涼)
【解説・考察】『九龍ジェネリックロマンス』
宝島社の『このマンガがすごい!2021』オトコ編の第3位に入選するなど今注目のマンガ、『九龍ジェネリックロマンス』の解説・考察をしていこうと思います。
ちなみに、第4巻が2021年2月19日に発売されました。
↓↓第5巻発売日は2021年6月18日発売です↓↓
1.タイトルの意味
絵が素敵でジャケ買いしたという方も多いと思いますが、実際タイトルの意味って何?という方も多いと思います。
九龍とは、香港にある九龍地区という市街地エリアがありますが、ここで出てくる九龍というのは、主に九龍城砦というものになります。
九龍城砦は、1994年に取り壊されるまで存在していた壮大なスラム街?(建物)になります。あまりの広さや無計画な拡張で迷路のようでありながら、今でも伝説の建物として語り継がれています。ちなみに、今でも香港に跡地はありますので行ってみても良いかもしれませんね。
2.登場人物
鯨井令子・・・九龍の不動産会社OLの日本人労働者
工藤発・・・・鯨井令子の同僚(先輩でありながら後輩でもある)
李・・・・・・鯨井と工藤の上司
小黒・・・・・九龍の住人で鯨井と工藤と仲良し
蛇沼みゆき・・蛇沼製薬の社長。整形外科の医師でもある。
陽明・・・・・鯨井の何でも相談できる友人
4.全体のあらすじ(※ネタバレ注意)
九龍城砦で暮らす鯨井や工藤たち。何気ない香港・九龍での日常生活の様子が描かれている。そんな当時の九龍ってこんなだったのかなという懐かしさを覚えながら見ていると、実は記憶をなくしているのではないだろうか?ということに気が付き始める。
実は鯨井は記憶喪失?若しくはクローン?であることが判明する。(以降生前の鯨井は鯨井Bとする)工藤は以前の鯨井Bが死んだということは知っている様子だ。そして、鯨井Bと付き合っていたということがわかる。
しかし、記憶喪失だとしたらなぜ記憶喪失に?そして、クローンだとしたら一体だれが何の目的でクローンを作成したのだろうか?
これから明かされていく…と思う。
4.九龍にはクローンの闇が…
そもそも九龍城砦は1994年に香港当局によって解体されています。それが物語の中でも新九龍として再現都市とされているのです。
第4巻に出てきますが、この九龍は「第二九龍塞城」として一度取り壊された九龍をもう一度違法に作り上げた都市だそうです。
そもそも街自体がクローンともいえるわけですが、ここでタイトルの話に戻りますが、ジェネリックとは医薬品でも使うジェネリックのことですね。ということに気が付きました。成分は同じということでクローンということに繋がっているのですね。
ちなみに英語でジェネリックは「一般的な」という意味らしいですよ。
なので英語直訳というよりはジェネリック医薬品のような意味が正しい気がしますね。
5.なぜクローンを生むのか
そこで、なぜクローンを生むのかについて考えていきたいところです。
Wikipediaによると、著者さん自身が中学生のころにゲームをきっかけに九龍城砦が好きになり、今回のコミックを書いているそうです。
もう一度九龍をマンガの中で再現したいという思いがあったのかもしれませんね。
そして、コミックの中でだれがクローンを生むことで利益を得るかというと、製薬会社や整形外科の医師である蛇沼先生が怪しい気がしますね…。
まだ真相は闇の中なので今後に注目です。
5.『九龍ジェネリックロマンス』の魅力
ぼく個人としてはこのコミックがすごい好きです。沢木耕太郎さんの「深夜特急」が好きなのですが、時代的にちょうど九龍城が現存したころに書かれている本で、実際に香港の旅行から始まる名作なのです。そういう背景もあって、その当時の九龍城ってこんな感じだったのかな~なんて考えながら読むというのも楽しいです。
そして、眉村さん独特の絵の世界観ももちろん好きですが、登場人物も鯨井さんみたいな人が実際の世界にいたら絶対好きになるなと思いながら読んでいます(笑)
次回作もお楽しみに!
『九龍ジェネリックロマンス 5』(著者:眉村じゅん)
【感想・考察】このスケボー漫画が面白い!『Sketchy(スケッチ―)』
今回紹介するコミックは、『Sketchy(スケッチ―)』です。
表紙がいい感じの雰囲気だったので買っちゃいました。
シンプルな表紙ですが、かっこいいし、どんなコミックやねんとそそりますよね!
ちなみに、第4巻は2021年05月20日に発売されました~!↓↓
作者:マキヒロチ
『いつかティファニーで朝食を』を@バンチで執筆している漫画家さんです。
小学館新人コミック大賞にも入選した方だそうです。
ちなみに、カポーティの『ティファニーで朝食を』に関係しているのかなと思ったらあまり関係していないようでした(笑)
内容紹介
レンタルショップで社員として働いているアラサーの憧子。
いつもの日常を過ごしている日々が続いていたが、ある日スケボー(フリースタイル)に出合う。高校生くらいの女の子がスケボーでかっこいい技を決めたところだった。
それからいつもその女の子を探すようになり、ついに自分もスケボーを始める。
スケボーを通して、つまらない日々を過ごしていた自分を変え始めるー。
【感想・考察①】タイトル『Sketchy』の意味
意味を調べたところ、
「スケッチの(ような)、(実質のない)うわべだけの、皮相な、不完全な」
という意味だと判明しました。
うーん、よくわからないですね。
どちらかというと、後半の「不完全な」とかの意味になるかなと思います。
スケボーを通して完全な自分に地下ずくという意味を込めてでしょうか?
巻数を積み重ねていくとわかるかもしれないですね!
【感想・考察②】スケボーがとにかくかっこいい
スケボーは以前からアメリカンスタイルとして流行っていましたが、最近またブームが来ているように思います。
私も出版社で働いているのである程度世間のトレンドには気を配っていますが、関連の本も増えてきましたし、街中でもよくスケボー片手に駅前をうろついている人たちがいます。
2020(21?)年東京オリンピックの種目になったことも影響しているのかもしれませんね。
【感想・考察③】自分らしさを探す
主人公の憧子がスケボーを始めたのは、何気ない日常に退屈していることや、同級生たちとのつまらない会話に飽きていることもきっかけの一つです。
「結婚して幸せで~」みたいな話を聞かされたりします。
しかし、憧子は彼氏がいますが、結婚はせず、つかず離れずのような関係です。
最近生き方も多様化しているので完全に否定はできませんが、そこにもやはり不満は多少あったりするのかもしれませんね。
スケボーを通して、自分のアイデンティティを築いていくという選択をしているのだと思います。何か好きなことがあるのは人間にとって非常にポジティブなことですよね。
まとめ
この作品の良さは、スケボーそのもののカッコよさは勿論、何気ない日常の中に幸せを見つけられることなどだと思います。私もこれを読んでスケボー…というよりは電動のあの重心の移動で進む、立ち乗り二輪車が欲しいなと思いました(笑)
【感想・考察】『オール・アメリカン・ボーイズ』中高生はもちろん、大人も読むべき本!
ブラック・ライブズ・マター(BLM)という言葉をご存じでしょうか?
アメリカで、白人警察官が無抵抗の黒人男性へ発砲するなどして死亡・負傷する事件が立て続けに起こったことで始まった人種差別抗議運動です。
- 『オール・アメリカン・ボーイズ』とは
- あらすじ
- 【感想・考察①】どこの国の学生も変わらない
- 【感想・考察②】アメリカ人らしさとは一体
- 【感想・考察③】警察官も自分の職務を全うしただけ?
- まとめ(少しだけネタバレ)
『オール・アメリカン・ボーイズ』とは
これは、BLMを契機に、黒人作家のジェイソン・レノルズと、白人作家のブレイダン・カーリーが黒人少年・白人少年の立場で書いたヤングアダルト(中高生及び若者)向けの小説です。
アメリカではBLMがかなり盛り上がっていて、
「ニューヨークタイムズ・ベストセラー」「ウォルター・ディーン・マイヤーズ賞」「アメリア・エリザベス・ウォールデン賞」と多数の賞を受賞した本です。
(正直私がピンとくるのは、ニューヨークタイムズ・ベストセラー」くらいですが…
あらすじ
黒人少年(高校生)のラシャドが友人宅のパーティーへ行くために、お菓子を買いに行く。そこは万引きが多発している店舗で、白人警察官のポールが居合わせた。万引きは行っていないが、たまたまの現象が重なり、ポールはラシャドが万引きをしたと勘違いする。無抵抗の黒人少年に対して白人警察官は激しい暴力で制圧する。そして大けがを負った黒人少年は病院へ搬送されて、様々な経緯があった後に学校・地域・社会を巻き込んだデモに発展する。
簡単に書くとこんなあらすじです。ヤングアダルト向けということもあり、平易な文章で書かれていて読みやすいので一度読んでみてください。
【感想・考察①】どこの国の学生も変わらない
まずいえるのは、学校が終わってパーティを楽しみにする学生。バスケットボールに熱中する学生。恋愛で盛り上がる学生。飲酒をする学生。などの日常生活の様子が出てきます。
全然日本と変わらないじゃん!と思いました。
そして、日本も人種差別があるのは例外ではありませんよね。
日本は外国人が生活環境にあまりいないということもあり、外国人を見ると好奇のまなざしを向けがちです。それも厳密にいえば人種差別に当たるのではないかと思います。
【感想・考察②】アメリカ人らしさとは一体
アメリカと言えば、自由な国、経済豊かな国。そして、戦争の国です。
自由な反面、自由を保つために徹底して「国を守る」という思想が根底にあります。
そのため、アメリカに対して脅威と分かれば戦争という選択肢をとることも…。
今回の、黒人少年ラシャドも学生をしながら、ROTC(予備役将校訓練)という訓練を受けていました。
そして、途中に出てくる白人少年クインも父親をイラク戦争で父親を亡くしています。
その父親が地元では国を守った英雄としてみんなから尊敬されています。
両者とも国のために尽くす「アメリカらしさ」「アメリカの誇り」に悩んでいたのです。
タイトルの、『オール・アメリカン・ボーイズ』の意味は、直訳するとすべてのアメリカ人少年となりますが、実際には「アメリカ人らしさ」という意味も含まれています。
【感想・考察③】警察官も自分の職務を全うしただけ?
もともと私も似たような職業だったのでわかるのですが、法律上は相手が危害を加えそうな場合などの第三者が見て合理的と判断されるような状況で発砲などが許されます。
今回の『オール・アメリカン・ボーイズ』では過度な暴力によって黒人少年のラシャド制圧しました。読みながら本当にひどい行為だなと思いました。
しかし、一方で、実際のそこにいた状況を考えると、正しく法律を順守して拘束することができるか自信はありません。
もちろん今回の場合では全く無実の少年ということなので、逮捕以前の話ですが。
まとめ(少しだけネタバレ)
当事者の黒人少年ラシャドと白人警察官のポールのほか、両者の家族・友人などが出てきます。どちらかというと周辺の人間の心境を書いているほうが比重が多いです。
今アメリカでは当事者だけではなく、周辺の人、これまで人種差別の抗議に積極的ではなかった人たちもBLMに参加するようになっています。
日本ではあまり人種差別について話す機会は少ないですが、これからグローバル化は進む一方だと思います。若い世代はもちろん、大人もこの本を読んでBLMへの意識を持ってもらえたらうれしいなと思います。
映画「ハリー・ポッター」最大の見どころはキャストの「成長」にある
言わずと知れた世界的大ヒット映画の「ハリー・ポッター」ですが、いったいなぜそんな人気映画になったのか。
タイトルに書いていますが、キャストの「成長」が最も影響しているのではないかと個人的に思っています。
私が初めて映画館で見た作品は、名探偵コナンでした。
その次に親に連れられて見に行った映画が、2001年に公開された「ハリー・ポッターと賢者の石」です。
その当時の私の年齢は7歳くらいだったと思います。ちょうど小学1・2年生くらいです。
ホグワーツへ入学する
賢者の石では主人公のハリー・ポッターがホグワーツへ入学します。
11歳になったら魔法使い学校の「ホグワーツ」へ入学資格が得られるのです。
そして組分け帽子によってロン・ウィーズリーや、ハーマイオニー・グレンジャーと出会います。
ホグワーツは7年制で全寮制の学校ですので11歳から18歳までの学生が生活しています。
日本の学校では6歳~12歳までが小学生、12歳~15歳までが中学生、15歳~18歳が高校生となっています。
ハリー・ポッターシリーズの年表
作品 | 公開年 | ハリー・ポッター | ダニエル・ラドクリフ |
---|---|---|---|
賢者の石 | 2001年 | 11歳 | 12歳 |
秘密の部屋 | 2002年 | 12歳 | 13歳 |
アズカバンの囚人 | 2004年 | 13歳 | 15歳 |
炎のゴブレット | 2005年 | 14歳 | 16歳 |
不死鳥の騎士団 | 2007年 | 15歳 | 18歳 |
謎のプリンス | 2009年 | 16歳 | 20歳 |
死の秘宝part1 | 2010年 | 17歳 | 22歳 |
死の秘宝part2 | 2011年 | 17歳 | 23歳 |
映画「ハリー・ポッター」キャストの成長
私が見に行った当時映画の世界のハリーは11歳だったことになります。
そして、私は当時7歳です。
ハリー・ポッターは1年~2年に1度は映画公開されていることがわかります。
はじめて見に行った時に自分と近い年代ということもあり、映画公開されるたびに遠くに住んでいる友達に会いに行くような感覚で観ていました。
ちょうど私が中学を卒業するころくらいにシリーズ完結編?の「ハリー・ポッターと死の秘宝part2」が公開されました。
ハリー・ポッターと共に成長して、ハリー・ポッターとともに卒業したといっても良いでしょう。
当時、近い年代の方々は近い思い出見ていたのではないでしょうか?
もう私も20代半ばまできました。キャストも三十路に差し掛かっています。
同年代くらいで見ていた方々も結婚したり子供が生まれたりしている人も多いのではないでしょうか?
子供が生まれたら、子供の成長と共に見ていきたいですね。
まだまだ成長を見られる!?
映画は「ハリー・ポッターと死の秘宝part2」で止まっていますが、小説のほうは「ハリー・ポッターと呪いの子」という続編が出ています。これは、「ハリー・ポッターと死の秘宝part2」から19年後が舞台となっています。
ハリー・ポッターは当時17歳でしたので36歳になっているはずです。
そして、ハリー・ポッターとジニー・ウィーズリーの子供が生まれているのと、他のホグワーツメンバーたちの子供たちがメインキャストとなる予定です。
代替わりってやつですね。
ダニエル・ラドクリフも27歳当時のインタビューでまだ早いというようなニュアンスのコメントをしていたので、映画化の可能性も全くないわけではなさそうです。
映画「ハリー・ポッター」ファンとしてはまた新しい「ファンタスティックビースト」ではなくオリジナルメンバーでまた映画を見てみたいですね。
ぜひそんなキャストの「成長」に注目して改めて「ハリー・ポッター」を見てみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます!
【読書家への第一歩】自分と相性のいい本を選ぶ方法
本を読みたいけど何から読んでいいのかわからない。
インスタ・SNS映えする本ないかな・・・
そんなこと一度は思ったことありますよね。これまで本を読んでこなかった人は探すことらか苦労すると思います。そして、私も同じような立場から出版社に就職しました。
そこで思うことは、本選びの方法が間違っている人が非常に多いということです。
まずは初心者向けに本選びの方法を王道な方法から伝授したいと思います。
1.Amazonランキング上位作品
現代的な方法としてはやはり、Amazonに頼るほかないでしょう。
もともとAmazonはWEB書店としてスタートしているので、ほかの商品よりも書籍に対して力の入れ方が違います。電子書籍kindleなんかもいち早く導入していますし、最近では出版業界に革命を起こし続けています。話すと長くなるのでここまでにしますが、Amazonは出版の小売り(書店)としては最大のショップですので、それだけ多くの顧客のニーズを反映していることになります。ですので、Amazonランキング上位の作品はそれだけ多くの読者が評価している作品ということになります。
2.テレビで紹介された本
最近でこそyoutubeなどの動画サービスやNetflixなどのサービスが台頭してきていますが、現在でもテレビほど大きく影響を与えるコンテンツはないでしょう。
王様のブランチ・世界一受けたい授業・金スマなど書籍紹介の番組はたくさんあります。
番組側としても、世の中に受け入れられる作品でないと視聴率が取れないので、実際に売れている本、番組担当者が読んで面白いと思って紹介しても良いと思った本を番組で取扱うことになります。
3.書店のランキング・フェアで探す
実際にお店に行ってみて現物を見て買う。これが非常におすすめです。
書店のランキングは読書家の方が通ってランキングに大きな影響を与えているので、有名な作家、書店担当者・出版社の人が推したい作品が上位に来る可能性が高いです。
書店では定期的に「新社会人向けフェア」や「改元フェア」などその時事や季節に合わせたようなフェアなどを行っているので、そこで自分が必要そうな本を買うというのもわかりやすい方法でしょう。
4.相性のいい表紙
あなたは親友と出会ったとき、恋人と出会ったとき、最初に得た情報は何ですか。
おそらく視覚から入る見た目だと思います。本も同じで、見た目が大事です。
出版社側も、書籍の中身が大体決まった場合、どんな人たちに読んでほしいかということを考えます。そして、対象の人たちに合う表紙づくりをします。これは本を読むようになったら徐々にわかると思いますが、自分はこの雰囲気の本が合うというのが必ず出てきます。
まずは失敗したと思ってもよいので表紙を意識して買ってみてください。
5.出版社で探す
ファッションとかも同じだと思うのですが、好きなブランドとかっていうのがあったりしますよね。服に興味がない人はお菓子とかでも良いと思います。チョコレートでも明治とロッテでは味が違いますね。本の場合も同じ事が言えます。文芸作品が得意な新潮社、ビジネス書が得意なダイヤモンド社、コミックの強い集英社。という感じで出版社ごとに得意ジャンルが違ってくるわけです。出版社名は書籍の最後のページや背表紙・とかに書いてあります。面白い本があったと思った際はぜひ出版社を気にしてみてください。
6.好きな著者
これが簡単な選び方でもあり、難しい方法でもあります。
好きな著者はいますか?読書したての人は誰が誰かわからずに読んでいる人も多いと思います。自分はこの著者が書く本を好きだ!と言えるようになれば、あとは新刊が出るたびに買うだけです。そして、隠れた選び方がもう一つ生まれます。その好きな作家は何かの本を読んで必ずと言っていいほど影響を受けています。本の中で影響を受けた本について書いてあることもしばしばあります。自分の好きな著者が紹介している本を読むことで、もっと深く作品を理解することができます。これはとても面白い探し方ですよ!ぜひチャレンジしてみてください。
以上自分にあう本との出会い方プロデュースでした。
理由は何にしろ本を読むというのは良いことです。
私も一出版人としてあなたの本選びに貢献出来たらうれしいです。
【速読術】1日で本を読み終える速読の方法
みなさんこんにちは!1日で読める本の冊数は何冊ですか?
大半の人は1冊も読み終えることはできないでしょう。
ですが、世の中には超人が存在します!!!
佐藤優さんをご存じでしょうか?
元外務省主任分析官として活躍されていた方で、現在は書籍執筆を主にしていて、
テレビにもよく出ている方ですね。佐藤優さんについて話をしだしたらこの記事の大半が佐藤優さんの話になりますので紹介はこのくらいにしておきます。
なんと、月300冊読むそうです!!!Σ(・□・;)
1日10冊ですね。もちろん、本を読むのだけが仕事ではありませんので、
数時間のうちに読むのです。
これは真似しろと言われても真似できない次元の話です。。。
ですが、「速読」をすることによって1日1冊は普通に読めます。
1日1冊本を読んでいたら金もかかるので図書館で借りてもいいかもしれませんね。
「速読」てどうやればできるの?疑問ですよね。
実はたくさん本も出ていますので、それを参考にするのもいいかもしれません。
ここでは僕が実際に行っている速読方法を紹介します。参考にしてください。
序章はしっかり読む
ここでいう序章は目次・はじめに・最初の数ページくらいととらえてもらえればと思います。
まず目次は本全体の構成が書いてあるので、全体の流れを理解するのに大事な役割を果たしています。ここで面白そうなところを見つけておくと良いでしょう。
そして、「はじめに」は著者がこの本を書くにあたって何のために書いたかとか、何に着目して読んでほしいというのが書いてあります。はじめにで興味を惹かれなかったら・・・経験上はあまり興味のない本というか自分には合わない本のケースが多いです。
そして、最初の数ページを割としっかり読んでいきます。ここでは著者の文章の癖などがわかるでしょう。結構人によって文章の書き方が違うので、本をたくさん読むようになったらこれは誰が書いた本だと思うというのが著者の名前を見ずとも予想できるようになります。
純文学系の著者は余計癖が強めに出ます。(純文学かどうかはさておいて村上春樹とか)
1文を理解せず全体を読むことを意識する
これはもうそのままですね。1文にこだわってなかなか読み進めない人が多いのではないでしょうか?実際その1文は大事ですか?というのが多いです。漢字の意味が分からないとかっていうのを調べながら読み進めていくとかなり時間を取られます。
速読を意識して行っているときは読めない漢字などは飛ばして読むことをお勧めします。
何回も出てくるようであれば調べれば良いでしょう。
大事なところにはマークする
僕がよくやるのは、ここに共感できたとか、おそらくこの著者が伝えたい大事なところだろうという部分があればそのページの角に折り目を付けます。マーカーで引いてもいいのですが、常日頃マーカーは持っていないし、めんどくさいので折り目にしています。
あとでブックオフなど中古に出したいという方は付箋が良いでしょう。
読み終えたらアウトプットする
パラパラとめくっていって最後にあとがきまで読めたらもうその本については大概振り返ることはありません。数十冊読んでみて、これはまた読みたいと思えた本だけたまに読み返します。本との出会いは一期一会ですね。
速読でもかなり内容は理解できます。そして、理解したことをすぐにブクログのようなアプリでもいいので感想を書いてアウトプットしましょう。
そうすることで、速読で読んだ本の知識があなたの骨肉となります。
【番外編】~佐藤優さんの速読~
佐藤優さんが月300冊読むのは先ほど紹介しましたね。
どうやって300冊読んでいるかというと、本の仕分けをするそうです。
「時間をかけて熟読する本」と「速読で済ませる本」に仕分けをするそうです。
そのほかにも、読むべき本と読まない本を仕分けるそうです。
そうして選ばれた本を速読若しくは熟読するそうです。
まとめ
速読をするのはある程度本を読むようになってからにしましょう。
ある程度本を読むようになったら速読しても内容簡単に頭に入ってきます。
「まんがで読む〇〇」などというような本もたくさんありますので、まずはそこで基礎知識を入れるのもありでしょう。僕はよく岩波文庫など読むときはそれをやったりしてます。
みなさん、「速読」で知識領域を広げていきましょう!!!
読書が続かない人が継続できるようになる方法とは!?
本を買ったはいいけど読み終わらずにそのまましてある・・・
はい、そのままで大丈夫です。
このサイトを見ている方は読書初心者が多いのではないでしょうか?
私自身、社会人になるまでは読書とは無縁の生活をしていました。
この記事で紹介する方法を試してもらえればおそらくこれまでよりは確実に読書をする習慣が身につくと思います!ぜひ試してみてください!!
何のために読書するのか。
まず大事な1つ目は何をするために読書をするのかというのを決めましょう。
豊富な知識を持つ男性、まず女性との会話で話のネタが広がります。
モテるためでも良いでしょう。今年から後輩を持つようになったけどどうやって指導していいかわからない。etc
それぞれ目標があると思いますが、何をするために読書をするのかを決めることによって目標が定まりやすいです。目標がないと人間は続かない生き物です。
また、どのくらいの期間で何冊読むかも決めることは必須でしょう。
いつ読むのか
私は東京在住で、一応会社勤めしています。(本当はフリーランスで食べていければいいのですが・・・)都会に住んでいる人であれば出勤はほとんど電車かバスだと思いますので、移動の時に読んでいたら月に数冊読むのくらいは簡単です。
マイカー通勤の方は通勤時間に時間を取れないと思います。「この時間に読書する」という時間を決めておかないとなかなか読書というのは続きません。
寝る前、朝起きて出勤前、土日の午前だけなど何でもよいですが、定期的に時間を取ってあげてください。
何を読むのか
これは1の目的につながるのですが、目的に合った本があります。
正直言って、あまり面白くない本も多いです。目標とマッチしてこそ面白さが発揮されます。
後輩育成の本を読もうと思っても、経済の本を読んでは面白さが半減してしまいます。
(本との出会いとしては良いかもしれませんが。)
何の本を読めばいいのかわからないという方は先にネットなどで「後輩育成 本」など目的に合った本を検索してから買いに行くことをお勧めします。慣れたら面白い本は表紙を見ただけでわかります。
はい、ようやく私が伝えたい核心が迫ってきました。
ここからが非常に大事です。ぜひ覚えておいてください。
私も最初は本を読まない人間でしたがここからの方法を試した結果最低月5冊は読みます。
内容はわからなくてもいい
本を買って最後まで読むのってなかなか苦痛じゃないですか?
10万字あれば1冊の本ができるといわれています。(最低ラインくらい)
400字詰め作文用紙250枚分です。これを読むのは大変なのはわかるかと思います。
10万字の中に作者が伝えたい内容はどのくらいあるでしょう?
本の核心は一部分しかありません。そのほかは軽く把握するくらいで大丈夫です!
気になったら後々読み返せばよいのです!
よく、内容が入ってこないという方が多いですが、1文にこだわらず速読していってください。そして本の全体の姿を捉えるだけで良いのです!!
積読こそが読書家への最大の近道
はい、ここもとても大事なところです。
「積読」聞いたことありますか?「ツンドク」といいます。
本棚にツンドクです。買ったのに読んでいないで積みあがっている本たちですね。
可哀想な気もしますが、これは読書を継続するうえで非常に重要な働きをします。
私も常に未読の本を5冊以上はストックしています。
「本は生鮮食品と同じ」これはある有名書店員の方に言われた言葉です。
その時を売り逃したら売れない。そうなのです。
だから買い手側も買えるときに買うのです。
そして買って積み上げておくことで、次にこの本を読みたいから早く今読んでいる本を読み終わろうという気持ちになります。ちなみに、慣れてきたら2、3冊くらい同時に読むことができます。今日はこっちを読もう、飽きてきたから一旦こっちを先に読もう見たいな感じです。内容もそんなに期間を空けなければほぼ忘れることはないので、1、2ページくらい前に戻って読み始めれば大丈夫です。
結果読まないで数年眠る本もありますが、それは読む気にならなかった本だと割り切れば良いでしょう。いつか読む気になるかもしれません。
読書した結果を可視化する
読書してそのまま放置していたら内容もあまり理解せずに終わるかもしれません。
そんな時は「ブクログ」などでレビューをつけてみましょう。
読んでどう感じたのかなど書いてみれば考えがまとまるでしょう。
そしてなんといっても、読んだ本を登録することで自分の努力が可視化できて今月は1冊読めたから来月は2冊に使用など目標がどんどんステップアップしていきます。そして、あなたの読書傾向も見えてきて、好きな本がすぐに見つかるようになります。
まとめ
あの天才、イチロー選手は本を読まないそうです。その著者の体験したことを自分の体験したことのように勘違いが生じるからだそうです。絶対本を読むべき!とは言えないでしょう。ですが、本を読むことで世界が広がることもあります。
僕はノンフィクションものが好きですが、いろんな人の見てきたものをいろんな角度から真実を見ることができるからです。そして、自分の目でも見て、人生が豊かになると思っています。読んだだけに留めておかず、自分の意見も持つことが一番大事ですよ。っと。