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中村文則「掏摸」あらすじ・ネタバレ|手癖の悪い人々は実際にもいる!?スリで生きる人々を描いた小説

(c)中村文則/「掏摸」 中村文則の小説といえば「教団X」などがかなり有名で一度は読んだことがあるという人も少なくないと思います。しかし、「教団X」はなんといっても文庫で608ページからなる長編小説です。いきなり「教団X」から読むのはハードルが高…

『盲目的な恋と友情』(辻村深月)あらすじ・ネタバレあり感想

大学で一瀬蘭花に出合い、それまで思っていたイケイケ女子に対する偏見が解けたかに思われましたが、実際は一瀬蘭花を通してイケイケ女子が経験してきた恋愛を間接的に経験するという高等テクニックを見せます

【あらすじ・書評】町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』 誰しもひとりぼっちではない

このクジラは52ヘルツで鳴くため、周りのクジラと会話をすることができません。そのため「世界でもっとも孤独な鯨」といわれています。