【読書家への第一歩】自分と相性のいい本を選ぶ方法
本を読みたいけど何から読んでいいのかわからない。
インスタ・SNS映えする本ないかな・・・
そんなこと一度は思ったことありますよね。これまで本を読んでこなかった人は探すことらか苦労すると思います。そして、私も同じような立場から出版社に就職しました。
そこで思うことは、本選びの方法が間違っている人が非常に多いということです。
まずは初心者向けに本選びの方法を王道な方法から伝授したいと思います。
1.Amazonランキング上位作品
現代的な方法としてはやはり、Amazonに頼るほかないでしょう。
もともとAmazonはWEB書店としてスタートしているので、ほかの商品よりも書籍に対して力の入れ方が違います。電子書籍kindleなんかもいち早く導入していますし、最近では出版業界に革命を起こし続けています。話すと長くなるのでここまでにしますが、Amazonは出版の小売り(書店)としては最大のショップですので、それだけ多くの顧客のニーズを反映していることになります。ですので、Amazonランキング上位の作品はそれだけ多くの読者が評価している作品ということになります。
2.テレビで紹介された本
最近でこそyoutubeなどの動画サービスやNetflixなどのサービスが台頭してきていますが、現在でもテレビほど大きく影響を与えるコンテンツはないでしょう。
王様のブランチ・世界一受けたい授業・金スマなど書籍紹介の番組はたくさんあります。
番組側としても、世の中に受け入れられる作品でないと視聴率が取れないので、実際に売れている本、番組担当者が読んで面白いと思って紹介しても良いと思った本を番組で取扱うことになります。
3.書店のランキング・フェアで探す
実際にお店に行ってみて現物を見て買う。これが非常におすすめです。
書店のランキングは読書家の方が通ってランキングに大きな影響を与えているので、有名な作家、書店担当者・出版社の人が推したい作品が上位に来る可能性が高いです。
書店では定期的に「新社会人向けフェア」や「改元フェア」などその時事や季節に合わせたようなフェアなどを行っているので、そこで自分が必要そうな本を買うというのもわかりやすい方法でしょう。
4.相性のいい表紙
あなたは親友と出会ったとき、恋人と出会ったとき、最初に得た情報は何ですか。
おそらく視覚から入る見た目だと思います。本も同じで、見た目が大事です。
出版社側も、書籍の中身が大体決まった場合、どんな人たちに読んでほしいかということを考えます。そして、対象の人たちに合う表紙づくりをします。これは本を読むようになったら徐々にわかると思いますが、自分はこの雰囲気の本が合うというのが必ず出てきます。
まずは失敗したと思ってもよいので表紙を意識して買ってみてください。
5.出版社で探す
ファッションとかも同じだと思うのですが、好きなブランドとかっていうのがあったりしますよね。服に興味がない人はお菓子とかでも良いと思います。チョコレートでも明治とロッテでは味が違いますね。本の場合も同じ事が言えます。文芸作品が得意な新潮社、ビジネス書が得意なダイヤモンド社、コミックの強い集英社。という感じで出版社ごとに得意ジャンルが違ってくるわけです。出版社名は書籍の最後のページや背表紙・とかに書いてあります。面白い本があったと思った際はぜひ出版社を気にしてみてください。
6.好きな著者
これが簡単な選び方でもあり、難しい方法でもあります。
好きな著者はいますか?読書したての人は誰が誰かわからずに読んでいる人も多いと思います。自分はこの著者が書く本を好きだ!と言えるようになれば、あとは新刊が出るたびに買うだけです。そして、隠れた選び方がもう一つ生まれます。その好きな作家は何かの本を読んで必ずと言っていいほど影響を受けています。本の中で影響を受けた本について書いてあることもしばしばあります。自分の好きな著者が紹介している本を読むことで、もっと深く作品を理解することができます。これはとても面白い探し方ですよ!ぜひチャレンジしてみてください。
以上自分にあう本との出会い方プロデュースでした。
理由は何にしろ本を読むというのは良いことです。
私も一出版人としてあなたの本選びに貢献出来たらうれしいです。