今注目の女優、小西桜子出演映画「ファンシー」の作品見どころ紹介!!
2020年に12の映像作品に出演し、今年に入ってもフジテレビの木曜劇場、「レンアイ漫画家」にもカフェ&バーで働いている店員役を演じている女優・小西桜子。
そんな今をときめく女優が出演している映画処女作となった「ファンシー」の見どころをご紹介します!!
1.あらすじ
田舎の温泉街に鷹巣明という彫師の男が住んでいた。その男はよりは彫師、昼は郵便配達員として勤務している。今時ダブルワークは当たり前なのだ。そんな郵便配達員の鷹巣明は配達業務&サボりを兼ねて、詩人である南十字星ペンギンのところまでファンレターを配達している。南十字星ペンギンは名前の通り、ペンギンの生態系で、熱いところでは生活できず、年中エアコン&氷風呂に入っている。
そんなペンギンのもとへ月夜の星というペンネームのはがきを届けることになった。内容は、「ペンギンさんと結婚したいです。」という内容。ペンギンであるということで負い目を感じていたが、実際に会ってみることに。すると、なんと、実際に会っても結婚をしたいということで、同棲生活が始まった。
洗濯、料理、掃除などの家事をこなしながら同棲する中、風呂は氷水だから一緒には入れないし、性的不能であることで南十字星ペンギンと月夜の星の間で段々と不満や負い目を感じるようになっていく。
そんなところに、雑誌編集部から懇親パーティーの誘いが来て、ペンギンは厚いところには出かけられないので代理で巣明と月夜の星が出席することに。
そこで飲みすぎとペンギンへの不満がたまっていた月夜の星と巣明がひょんなトラブルから一気に距離が近くなり……。
そしてそんな日々を過ごす中で、街の様子にも変化が……ヤクザの抗争、巣明の父親のこと、郵便局長と局員の女を巡るトラブルなど、舞台裏での出来事とリンクしていく。
2.キャスト&スタッフ
〇鷹巣明:永瀬正敏(郵便配達員役)
〇南十字星ペンギン:窪田正孝(詩人-南十字星ペンギン)
〇月夜の星:小西桜子(南十字星ペンギンのファン&妻)
〇新田:深水元基(ヤクザ・逃亡者)
〇国広:長谷川朝晴(ヤクザ-巣明の後輩)
〇田中:田口トモロヲ(売春斡旋者-郵便局長)
〇監督:廣田正興
〇原作:山本直樹
3.見どころ
この作品は山本直樹原作ということで、作風をご存じの方ならお分かりかと思いますが、まずはエロいです。エロいといっても下品なエロではなく、官能的・芸術的なエロです。作っている街の雰囲気が恐らく地方の風俗街のようなところを意識して撮影していています。みんな何かを背負いながらというか、バックグランドがあって生きているのだなというしみじみとした気持ちになる映画です。
後街並みも昭和の日本を表してる雰囲気で個人的には好きですね。主演は窪田正孝さんということで、演技力には定評があるので安心してみることができると思いますよ!
4.小西桜子の魅力
まだ知らない方も多いと思うので、小西桜子の紹介をしたいと思います~!!
埼玉県出身の23歳の女優さんです。今現在事務所はフリーで活動されています。なぜかというと、何かに縛られながら演技をするのではなく、自分の軸を大切にしたいからだそうです。最初のほうにも書きましたが、今年に入ってからも、「レンアイ漫画家」などに出演している、ブレイク間違いなしな女優さんといっても良いでしょう。
そんな小西桜子の「ファンシー」での演技を見てみて、最初はオタクっぽい感じの雰囲気を出しながら演技をするのですが、後半のほうでは大人の女性というか、少し淫乱な感じの女性を演じます(実際に脱ぐ勇気すらも持ち合わせています)。そんな幅の広い役どころで、若干23歳の女優さんが心に刺さる演技をしています。
ぜひ今後を注目しておきたい女優さんだし、まずはこのファンシーを見ていただきたいなと思います!
第42回ヨコハマ映画祭にて、最優秀新人賞を受賞させて頂きました。
— 小西 桜子 (@sakurako_kns) 2020年12月5日
映画愛溢れる素晴らしい賞をいただけたこと、心から嬉しいです。
映画を観てくださった皆様、携わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございます。
これからも愛する映画に携われるように精進します! pic.twitter.com/WQDDRkdnc4