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【あらすじ・書評】和山やま『女の園の星』クスっと笑えるシュールなマンガ

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『このマンガすごい2021』オンナ編第1位、『マンガ大賞』第7位など様々な賞に入選・ノミネートされてきたマンガ『女の園』の第2巻が2021年5月8日に発売されました。

そんな『女の園の星』のあらすじ書評を通して魅力をお伝えしていきます!

 

 

あらすじ

女子校で国語教師をしている星先生。

とくに変わった学校でもなく、よくある日本の女子校といった感じです。

基本的に冷静で毒舌で真面目で、時々ユーモアのある星先生は女子校の生徒たちから人気の先生です。星先生の周りで起きる謎の「絵しりとり学級日誌」「教室のベランダに犬が吊り下げられている事件」など、普通の日常!?を描いています(笑)

また、同僚の小林先生や、中村先生とのやり取りも面白い。

冷静でマイペースな星先生に対し、小林先生はおしゃべりが止まらいなんにでも興味を示す男性教師。中村先生は寡黙で人を殺っているような眼をした男性だが犬をかわいがったりギャップある男性教師。

仕事終わりに飲みに行くと、いつもテンションが一定の星先生はとても陽気になります。

星先生を中心にまわるシュールな世界を堪能あれ!!

 

著者について

和山やま

大学時代からマンガの一般募集で入選し読み切りマンガを描いたり、同人誌活動を続けていた。『夢中さ、きみに。』がKADOKAWAのコミックビームから刊行される。同作で様々な賞に入選。

・第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞

・第24回手塚治虫文化賞短編賞

・「このマンガがすごい! 2020 」<オンナ編>の2位

現在、『女の園の星』『カラオケ行こ!』が単行本として刊行されている。

 

書評

女子校を舞台にしたマンガだと、恋愛要素や、ヒエラルキーを扱ったテーマが多いですが、『女の園の星』はシュールなマンガを得意とする和山やまさんの作品だけあって、作中の登場人物も誰も傷つかず、平和的なほのぼのとして時折クスっと笑える作品になっている。

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「女の園の星」特設サイトより

以前はだれかを傷つけることで笑いを生んだりしていた部分もありましたが、現在の若い人たちの感性や、社会的な風潮で笑いも変化し着ていて、大きく笑うというよりはクスっとユーモアある一言の笑いが受け入れられているのではないかと思います。

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「女の園の星」特設サイトより

また、意識せず固定概念となっている、これはこの流れ出来たらこう返すだろう!という予測を裏切る意外性を取り入れていることで笑いのセンスがピカイチだとおもいます。

似た感じの作品でいうと、佐野菜見さんの『坂本ですが?』と似た感じの系統です。

この作品を読むとクスっと笑って日頃の悩みなんてどうでもよくなりますよ!(笑)

 

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