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【映画化】『うみべの女の子』(原作:浅野いにお)実写キャストやあらすじの振り返り

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映画「うみべの女の子」 配給:スタイルジャム

『ソラニン』『おやすみプンプン』などが代表作の漫画家、浅野いにお原作コミックの 『うみべの女の子』が8月20日(金)に実写化・全国ロードショーになります。

あらためて、キャストやあらすじを振り返って映画をより楽しんで頂けたらと思います。 

 

 

主な登場人物・キャスト

監督:ウエダアツシ

原作:浅野いにお

脚本:ウエダアツシ/平谷悦郎

小梅役:石川瑠華

磯部役:青木柚

鹿島役:前田旺史郎

桂子役:中田青渚

三崎先輩役:倉悠貴

 

あらすじ

うみべの街に住む14歳の小梅・磯部らの中学生。小梅は年上の三崎先輩に弄ばれたうえにフラれたショックから、以前に告白されていた同級生の磯部に連絡をとり、初体験をし、別に好きではない相手だったが、心の隙間を埋めるために何回も関係を持ってしまう。

磯部の自宅は基本的に両親が仕事で不在にしがちだったこともあり、自由に出入りできる環境だった。学校での小梅は比較的おとなしめで、磯部もおとなしめで孤独を貫いていたが、自宅で合う二人はお互いにある意味心から許せる関係を築いていった。

磯部は転校生だが、兄が転校先でいじめに遭い自殺をしてしまう。自分にもSOSのサインを送っていたのに助けることができなかったということでいつも悪夢を見ていた。

ある日、磯部は決心し、兄をいじめていた相手たちに復讐を行うのだった。


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みどころ

浅野いにおの漫画の中でも私的には一番好きなのですが、山本直樹に最も近い作品ともいえるのではないかと思います。

原作の漫画での魅力は、やはり14歳、中学2年生という青春まっさだ中の物語ということです。中二病とはよく言ったもので、多くの人が中学2年生のころは性格が変わっていったり、様々な事象に興味を持ち始める年ごろではないでしょうか。

小梅や磯部も例外ではなく、自分の抑圧されてきた思いを外に放出していく方法を模索したり、本当の愛について考えたり、その結果として性行為によって発散していったという2人でした。(個人的に中2での初体験はやや早い気がしますが)

ともすればエロいマンガとも思われますが、その中にもしっかりと14歳の青春や心理的描写がしっかり描かれていて年に1回くらいは読みたくなります。

映画での注目は、作中で描かれているうみべの街並みや、かなり攻めた原作だけに、キャストがどのような演技を行うかといったところでしょうか。

また、原作では音が出ないのでなかなか味わうことができませんでしたが、はっぴえんどの「風をあつめて」を聴きながら映像を見ることができるというのは楽しみですね。

 

↓原作のマンガはこちら↓