【映画化】『うみべの女の子』(原作:浅野いにお)実写キャストやあらすじの振り返り
『ソラニン』『おやすみプンプン』などが代表作の漫画家、浅野いにお原作コミックの 『うみべの女の子』が8月20日(金)に実写化・全国ロードショーになります。
あらためて、キャストやあらすじを振り返って映画をより楽しんで頂けたらと思います。
主な登場人物・キャスト
監督:ウエダアツシ
原作:浅野いにお
脚本:ウエダアツシ/平谷悦郎
小梅役:石川瑠華
磯部役:青木柚
鹿島役:前田旺史郎
桂子役:中田青渚
三崎先輩役:倉悠貴
あらすじ
うみべの街に住む14歳の小梅・磯部らの中学生。小梅は年上の三崎先輩に弄ばれたうえにフラれたショックから、以前に告白されていた同級生の磯部に連絡をとり、初体験をし、別に好きではない相手だったが、心の隙間を埋めるために何回も関係を持ってしまう。
磯部の自宅は基本的に両親が仕事で不在にしがちだったこともあり、自由に出入りできる環境だった。学校での小梅は比較的おとなしめで、磯部もおとなしめで孤独を貫いていたが、自宅で合う二人はお互いにある意味心から許せる関係を築いていった。
磯部は転校生だが、兄が転校先でいじめに遭い自殺をしてしまう。自分にもSOSのサインを送っていたのに助けることができなかったということでいつも悪夢を見ていた。
ある日、磯部は決心し、兄をいじめていた相手たちに復讐を行うのだった。
みどころ
浅野いにおの漫画の中でも私的には一番好きなのですが、山本直樹に最も近い作品ともいえるのではないかと思います。
原作の漫画での魅力は、やはり14歳、中学2年生という青春まっさだ中の物語ということです。中二病とはよく言ったもので、多くの人が中学2年生のころは性格が変わっていったり、様々な事象に興味を持ち始める年ごろではないでしょうか。
小梅や磯部も例外ではなく、自分の抑圧されてきた思いを外に放出していく方法を模索したり、本当の愛について考えたり、その結果として性行為によって発散していったという2人でした。(個人的に中2での初体験はやや早い気がしますが)
ともすればエロいマンガとも思われますが、その中にもしっかりと14歳の青春や心理的描写がしっかり描かれていて年に1回くらいは読みたくなります。
映画での注目は、作中で描かれているうみべの街並みや、かなり攻めた原作だけに、キャストがどのような演技を行うかといったところでしょうか。
また、原作では音が出ないのでなかなか味わうことができませんでしたが、はっぴえんどの「風をあつめて」を聴きながら映像を見ることができるというのは楽しみですね。
↓原作のマンガはこちら↓
【あらすじ・書評】『ここは、おしまいの地』(こだま)欠けているものを前向きにとらえるエッセイ
Netflixでも映像化がされている『夫のちんぽが入らない』の著者、こだまさんの2作目、『ここは、おしまいの地』をご紹介していこうと思います。
著者紹介ーこだま
こだま
元々地方で教員をしていて、体調を崩し主婦の傍らネットに勤しむ。
同人活動をはじめて『夫のちんぽが入らない』を同人誌上で発表し話題を呼ぶ。
同著作を大幅加筆修正のうえ商業書籍として扶桑社より単行本発売。
「Quick Japan」「週刊SPA!」で連載を行ている。
著作には『夫のちんぽが入らない』『ここは、おしまいの地』『いまだ、おしまいの地』『縁もゆかりもあったのだ』がある。
『ここは、おしまいの地』あらすじ
『夫のちんぽが入らない』のこだまさんが書く、ただの日常を綴ったエッセイ。
こだまさんが育った限界集落?の話、教員になってから配属された限界集落?での話など普通の人が想像する45度くらい斜め上をいく日常を描いている。
ー目次ー
- 父、はじめてのおつかい
- 雷おばさんの晩年
- ふたりのおばさん
- 私の守り神
- ここは、おしまいの地
- 金髪の豚
- 川本、またおまえか
- モンシロチョウを棄てた街で
- 春の便り
- 先生のうわさ
- 巻き込まれの系譜
- 穂先メンマの墓の下で
- 偽物
- 傘
- 言えない
- すべてを知ったあとでも
- いちご味の遺品
- 春の便り、その後
- 首に宿る命
- 父のシャンプーをぶっかけて走る
- あとがき
書評 ー『ここは、おしまいの地』
『夫のちんぽが入らない』はこだまさんの夫婦生活、夜の営みについてタイトルの通り一番つながりたい人である旦那さんと身体上はつながることができないという悩みを打ち明け話題になった本です。
今作『ここは、おしまいの地』はこだまさんの過ごしてきた人生でなぜか続く悲劇的日常を明るく前向きに綴ったエッセイです。
なぜかこだまさんが触ると壊れてしまう機械たち、毎晩『アメリカが攻めてくるぞーい』と編集部に電話をしてくる人、頚椎のせいで転んだだけで死ぬ可能性、臭すぎる家など、普通の人ではあまり経験をしたことがあるという人はいないような経験をしています。
いずれも普通の人はネガティブに陥ったり、よくある本だとつらい経験をこんな風に辛かったなどと書いてある本が多い気がします。
こだまさんの場合は文章のユーモアのセンスが凄すぎるので、辛さを全く感じさせません。その当時からポジティブに考えていたというのもあるかもしれませんが、辛い経験を良いネタになるというくらいの感覚で書いてあるので悩みが吹き飛ぶような気分になり、勇気をもらえる本になっています。
ついつい、よりよい環境を!と求めたり、私は恵まれていないとどんな立場の人でも思ってしまいがちですが、実は自分がいる環境にも幸せが転がっているのではないかと思います。明るく、前向きに、何でもネタだと思いながら改めて自分の生活圏を見つめなおしてみると新しい気づきに恵まれるかもしれませんね。
↓こだまさんの他の著書↓
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Netflix『彼女』水原希子&さとうほなみの作品、LGBTQを考える日本映画
Netflixの『彼女』はNetflix上で公開されていますが、公開当初からプロモーションプランがしっかりしていて、Netflixに入っている人は大体上位表示されていたはず。
水原希子の映画も久々だったし、水原希子といえば、インスタでアートスティックで表現の自由度が高くて注目のタレント・女優・モデルです。
これだけの知名度を持っていてこんなに攻めたひともあまりいないのではないかと思います。そんな水原希子さんと、ゲスの極み乙女。ドラムのさとうほなみさんがメインキャストの映画です。
2人が描く独特の世界観、そして日本では珍しいLGBTQ+をテーマに扱った作品ということで、これはぜひ見てほしい作品です。
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あらすじ
高校時代から片思いをしていた相手が夫から壮絶なDVを受けていることを知り、その夫を殺害したレイ。罪から逃げる2人は、極限の愛と悲しみの間で揺れ動く。
出典:Netflix
登場人物・キャスト
永澤レイ・・・水原希子
医師をしていて同性愛者だが、同性愛のことは家族に言えていない。
篠田七恵・・・さとうほなみ
永澤レイが高校時代に片思いをしていた相手で、結婚後に夫からDVを受けている。
大江美夏・・・真木よう子
永澤レイの恋人で同棲している。
永澤悠・・・鈴木杏
永澤レイの義姉
永澤将人・・・田中俊介
永澤レイの兄で悠の夫
見どころ
序盤に水原希子演じる永澤レイがさとうほなみ演じる篠田七恵の夫をメスで殺すシーンがあり、かなりサイコパス度だか目でホラー要素からの入りとなります。
おやおや、ホラー系というかそういう映画なのか?と思いきや、殺したのは高校時代に好きだった人のためではないか!しかも、永澤レイ同棲しているのも女性だ!
なるほど、LGBTQをテーマにした映画だということがわかります。
日本ではいまだに同性愛はかなり冷ややかな目で見られるケースが多く、実際周りでそういう人に出くわす機会もそう多くないのではないでしょうか。
実際に映画で、永澤レイは家族に言えず逃避行を行うわけですが、もともと言えていたらそこまで悩む必要もなかっただろうし、現実社会ではもっと言えない人は多いはず。
そして、映画を通して、恋愛の切なさも描いているので、単にレズビアンについての映画というわけではなく、恋愛映画としてもクオリティーが高いと思います。
レズビアンはまだ受け入れられるハードルは高くはないですが、ホモセクシュアルとかはよりハードルが高い気がしています。そういう映画も今後出てくるようになるといいなと思ったりしています。
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話題の韓国ドラマ 「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」全話あらすじ(一部ネタバレ)をご紹介!
約900年生きてきたトッケビ(精霊)と幽霊が見える女子高生の純愛ラブストーリーが今注目の韓国ドラマです。
簡単にあらすじをかなりざっくり説明すると、高麗の武将が謀反を企んだとして将軍の命により殺されましたが、怨念から現代まで取り残されてしまい、トッケビの花嫁に自分の体に刺さった剣を抜いてもらうまで死ねまテンというストーリーです。
序盤こそスローペースで話が進んでいくものの、後半は怒涛の展開で涙なしには観ることができません。
ではさっそくご紹介していきます!
- 登場人物(キャスト)
- 1話あらすじ
- 2話あらすじ
- 3話あらすじ
- 4話あらすじ
- 5話あらすじ
- 6話あらすじ
- 7話あらすじ
- 8話あらすじ
- 9話あらすじ
- 10話あらすじ
- 11話あらすじ
- 12話あらすじ
- 13話あらすじ
- 14話あらすじ
- 15話あらすじ
- 16話あらすじ
- まとめ
登場人物(キャスト)
トッケビ =キム・シン(コン・ユ)
938歳、高麗の元武臣。現代ではトッケビとしてい生き続け、トッケビの花嫁を探して死ぬことが目標だった。
チ・ウンタク(キム・ゴウン)
19歳の女子高生。トッケビが救った命によって現代で生きることができ、トッケビの花嫁になった。
死神(イ・ドンウク)
自分の名前や過去の記憶をすべて抹消された死神。現代ではトッケビと喧嘩をしながらも友情を築いていく。
サニー=キム・サン(ユ・インナ)
チ・ウンタクがアルバイトをしているチキン店の女性社長。
男性と良縁がない日々を送っていたが、死神に一目ぼれする。
ユ・ドクファ(ユク・ソンジェ)
トッケビの家臣の末裔・チョヌ財閥の御曹司。
歴代のトッケビの家臣とは違い、生意気で可愛げがありながらも時折不思議な言動を行う。
1話あらすじ
高麗の武将として生きていたキム・シンは強すぎるあまり、高麗の民からの信頼があつく、高麗王から自分を殺して王位につく気ではないかと疑われ処刑されることになる。
キム・シンだけでなく、家族や仲間をも殺される瞬間を目の当たりにしながら野原で死んでいました。しかし、雷が剣に落ちたことから世の中に復活し、以降トッケビのとして900年もの間生き続けます。
そして、現代で交通事故に巻き込まれた女性を自分の能力を使い助けたことから運命の歯車が変わり始めます。
あるひ日、女子高生のチ・ウンタクが海辺で落ち込んでいてろうそくの火を消すとトッケビが目の前に現れました。ウンタクはトッケビと結婚することを誓うのでした。
2話あらすじ
トッケビを追ってカナダへと来てしまったウンタク。初めての海外で浮かれながらもトッケビと楽しく過ごします。
アルバイト探しをしていたウンタクはなかなか採用されませんでしたが、トッケビのアドバイス通りチキン店に入ると社長面談で即採用されます。
また、義母の借金の取り立てに来たチンピラに母親が残した遺産を狙われ誘拐されます。そこへ、死神とトッケビが登場します。
3話あらすじ
ウンタクは幽霊に話を聞き、自分の母親が妊婦時に交通事故にあったとき、助けてくれたのがキム・シンだということを知りました。母親が死ぬときになぜ助けてくれなかったのかと恨みましたが、キム・シンが交通事故の時に助けてくれたから母親と少しの間過ごす子ができたと知り、感謝をしました。
一方、死神は道端できれいな指輪を見つけて買おうとしたときに、サニーと出会いお互いに一目ぼれします。
4話あらすじ
トッケビの花嫁であることを証明しろと言われたウンタクは、トッケビの花嫁にしか見えない、キム・シンに刺さった剣を指さします。
キム・シンは死神に自分に刺さった剣を抜き、命を終わらすことができるのはウンタクかもしれないと相談します。また、なぜかまだ死にたくないとも言います。
ウンタクは再びキム・シンととおにカナダへ行き、レストランで食事を終えた後、ホテルでエアメールを自分宛てに出します。
5話あらすじ
度々火を消して呼び出されるキム・シンはウンタクと共に過ごすことを決意します。
自分の恋心がウンタクにばれてしまったキム・シンtウンタクはお互いに気まずくなり、再びカナダのレストランへいきますが、キム・シンはそこで20年後のウンタクの姿をみると、自分ではないほかの男性「会長」とともに来ていることを見てしまいました。一方の死神はサニーに名前を尋ねられますが、自分が何者なのか記憶がないため答えられず悩んでいました。
6話あらすじ
ウンタクの未来に自分がいないということを悟ったキム・シンはウンタクに剣を抜いてほしいと伝えました。
ウンタクはキム・シンの過去について調べますが抜いたらどうなるのかまでは辿り着くことができませんでした。
キム・シンの剣を抜くことはせず、代わりにキスをするのでした。
7話あらすじ
死後の身辺整理を行ったキム・シンはウンタクに剣を抜いてもらう決意をし、900年前蘇った麦畑で剣を抜くことを試みます。
しかし、なぜか剣が見えるものの触ることができずに断念。
剣を抜けないことで自分の価値はないのではないかと思うウンタクでしたが、キム・シンは恋愛感情をもっていたので追い出すことはしませんでした。
死神はそんな順調な二人を見て、自分は何もわからず苦しんでいるのにとジレンマを抱えています。
8話あらすじ
恋心からか、剣が刺さっているところが痛み出すキム・シンをかわいそうに思い、ウンタクが引き抜こうと再び試みると、剣に触れるようになっていました。
しかし、キム・シンは剣を引き抜くことをさせず、再び生きることにしました。
ある日、ウンタクが交通事故で死んでしまう映像を見たキム・シンは自らの能力を使い、ウンタクが死ぬ運命を変えます。
死神からは人が死ぬ運命を変えることは許されることではないと諭されます。
9話あらすじ
死神にキム・シンの剣を抜いたらどうなるかを聞いたウンタクは、黙ってキム・シンのもとから姿を消します。
スキー場で働いていたウンタクは作業中の事故で意識を失い、凍死してしまう運命にありましたが、死神からウンタクの命が危ないと伝えられたキム・シンは助けに向かい救い出します。
残酷な死が付きまとう2人ですが、キム・シンがそのたびに助けることを誓います。
10話あらすじ
死神は手を握るとその人の前世が見えますが、ふとしたはずみでサニーの手を握ってしまいます。そこで見た光景で、サニーの前世は高麗の若き王ワン・オに殺されたキム・シンの妹キム・サンであることをしりました。
自分の前世が何かしらでキム・シンの死に関わっているのではないかと知った死神は落ち込みます。
キム・シンにもその事実を知り、守れなかった自分の妹の生まれ変わりに会いに行き当時できなかったお詫びをしますが、サニーは何の事かさっぱりわかりませんでした。
11話あらすじ
サニーが本当に自分の妹なのか確かめたくなったキム・シンは高麗時代のプレゼントを持って行ったりして奮闘していましたが、サニーからは不審なおじさんだと思われます。
一方、キム・シンは新たに知った事実である、自分が生き続ける限りウンタクに市の危機が迫ることをウンタクに直接伝えました。
御曹司であるドクファがウンタクの死に何かしら出関わっていることが明らかになります。
12話あらすじ
高麗時代にシンと関係があったパク・チュンホンの幽霊がウンタクの目の前に現れるようになりました。
チェンホンはウンタクにキム・シンたちの過去について話します。
キム・シンと死神とドクファの関係に亀裂を入れて、バラバラにしてから殺そうと企んでいました。
ドクファを怪しいと思っていたのはチェンホンの策略によるものだったのです。
13話あらすじ
規律違反を繰り返していた死神は制裁として自分の前世の記憶を取り戻されます。
そして、自分が高麗時代にキム・シンと家族、仲間たちを殺すように命じた王、ワン・ヨであることがわかりました。
それを知ったキム・シンも死神のことを恨むとともに、現世で築いてきた友情との間で葛藤することになります。
14話あらすじ
屋上でウンタクがチェンホンに殺されそうになっているところをキム・シンが助けました。普通の剣ではチェンホンを斬ることができませんでしたが、自分に刺さっている毛であれば斬れるのではと考え、ウンタクに引き抜かせます。
自らの命と引き換えにチェンホンを葬りますが、周りの人からキム・シンがいたという記憶は消えていきます。ウンタクはまだ記憶が残っているうちにメモを残していました。
以前契約を交わしていた、初雪の日にウンタクの呼び出しに応じるという内容を履行し、9年の月日が流れた日に再開します。しかし、ウンタクはキム・シンが誰なのかがわかりませんでした。
15話あらすじ
自分の過去を思い出すべくカナダに行ったウンタクを追いかけてキム・シンもカナダへ行きます。夜景を観たり思い出のレストランへ行ったりして遂にキム・シンのことを思い出したウンタクはキム・シンと幸せな生活を送り始めます。
しかし、ウンタクは29歳。10年ごとに訪れる死が近づく年齢でもあると死神は危惧していました。
16話あらすじ
キム・シンはウンタクへプロポーズをし受け入れられました。
幸せに暮らしていた2人ですが、無人のトラックが幼稚園のバスに突っ込もうとしているところをウンタクが自らの車で防ぎ、ついに死を防ぐことができませんでした。
ウンタクは記憶を消さずに次の後世へと行くことを決意。死神も待ち続けることで生まれ変わりで再開することを誓いました。
サニーも老衰で死が訪れた時に、死神に名簿が届きました
死神はサニーと共に天へ召されることを決意し、生まれ変わりでは2人は結ばれました。そして、キム・シンも再びカナダで高校生になったウンタクと再会することができました。
まとめ
人気な理由は、コメディ、歴史、恋愛など様々な要素があり、笑い、泣き、感動できるという総合的にレベルが高い韓国ドラマであるということが要因ではないでしょうか。
大切な人の死という誰にも避けることができないテーマだからこそ、共感することができることも大きな要素だと思います。
個人的にはトッケビと死神のコンビの掛け合いがハマっていてとても面白いなと思いながら見ていました。
視聴はU-NEXTやNetflix、FOD、Amazonプライムなどで見ることができます。
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【おすすめ映画】Netflix『ハリウッド』|映画業界のマイノリティを乗り越えて掴んだ夢
映画・ドラマコンテンツでは今や主役といっても良いNetflix。
Netflixでは現代の社会問題にスポットを当てた作品がちょこちょこ出されるのが良いところです。
今回は映画業界、ハリウッドの舞台裏を描いたその名も『ハリウッド』という映画をご紹介します。
あらすじ
第二次世界大戦後のハリウッドが舞台。
ハリウッドスターになるべく売れない俳優たちはエキストラとしての枠をもらうため、ハリウッドの撮影所の前に集まっていた。
主人公のジャックは売れない俳優として活動していたが、家を買うローンも組めず、妻も妊娠したため稼ぐ必要がでてきました。
ふと入ったバーでガソリンスタンド経営者のアーニーにスカウトされ、ガソリンスタンド店員兼男娼として働き始める。
しかし、相手は女性だけでなく男性のお客もいるため、どうしても男とは一線を越えたくないジャックは映画館でゲイ男性のアーチーを掴まえ、ガソリンスタンドで共に働くようになる。
そのようにガソリンスタンドで様々な人と出会う中で、映画製作会社社長夫人のエイヴィスがお客としてつき、エーススタジオと俳優として契約。
そして、『メグ』という映画が製作されようとしていることを耳にし、主演男優の座を掴むべく奮闘する。
『メグ』は有色人種女優の人生を描いた映画で、当時のハリウッドでは制作に否定的な意見が多かった。そのため、なかなか制作にGOサインがでなかったが、あるきっかけで製作が進んでいく。
人種差別・LGBTQなど当時のハリウッドで蔓延るマイノリティ問題を乗り越えて映画製作とスターへの夢を叶えていく一部実話のストーリー。
主なキャスト・登場人物
デヴィッド・コレンスウェット
ジャック・カステロ役
退役軍人で俳優志望の男性。
結婚していて売れない俳優として活動していたが、売春斡旋のガソリンスタンドで働いていたら映画製作会社の社長夫人がお客として付いてそこからスターへと昇っていく。
ダレン・クリス
レイモンド・エインズリー役
駆け出しの映画監督。カミールの恋人。
『メグ』という当時異例の有色人種女優が主演の映画を作るべく奮闘する。
ローラ・ハリアー
カミール・ワシントン役
黒人の新人女優。レイモンドの恋人。
レイモンドが監督を務める『メグ』で主演女優を演じる。
ジェレミー・ポープ
アーチー役
黒人の新人脚本家でゲイの男性。
『メグ』の脚本を務め、自ら黒人・ゲイとしてのマイノリティを乗り越えていく。
ディラン・マクダーモット
アーニー役
かつて俳優を目指していたガソリンスタンドの経営者。
ガソリンスタンでは男娼売春の斡旋を行い、お客にはハリウッドセレブがたくさんいる。
日本最大級のビデオオンデマンド<U-NEXT>無料トライアル実施中!
見どころ/マイノリティを乗り越えて
戦後間もない時代だけあり、現代よりも人種差別、LGBTQへの理解は全然ない世の中でした。ハリウッドも例外ではなく、黒人女性は脇役がせいぜい、制作人も白人至上主義。そんな時代に、「本当に評価される映画を作りたい」「時代を変えるような映画を作りたい」ということで、『メグ』という映画を製作していきます。
今でこそブラック・ライブズ・マター(BLM)や映画業界での性搾取などニュースになるようになってきましたが、当時の差別克服への第一歩を踏み出していくストーリーには先進国アメリカの変貌のきっかけが垣間見れます。
映画は良くも悪くも影響力があり、プロパガンダにも利用できるし社会的な影響力はとても強いコンテンツだと思います。
その映画業界を描く映画というとても斬新な設定で映画好きなら一度は見ておきたい作品です。
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アニメ「終末のワルキューレ」神々VS.最強人類のバトル漫画がついに映像化スタート!
アニメ「終末のワルキューレ」がついに6月17日からNetflixで配信がスタートになります。
読んだことがある人はご存じかと思いますが、かなり破天荒なバトル漫画となっています。
簡単に「終末のワルキューレ」の振り返りを行っていきましょう。
ちなみに、原作コミックは現在10巻まで発売されていて、こんど6月18日に11巻が発売されます。
あらすじ
1000年に一度開催される神々による人類存亡会議。地上で横暴を極める人類に対し、神々は人類の滅亡を採択したかに見えたが…。 その決定を覆すべく選ばれたのは人類史上最強13人の戦士たち。神々とのタイマン13番勝負に勝ち、人類を存続させることは出来るのか!?
出典:ゼノン編集部
登場キャラクター
アダム
キャラクター上は人類チーム最強の参加者として設定されています。
伝承ではユダヤ教、イスラム教、キリスト教ではヤハウェ・エロヒムによって創られた最初の人間とされています。
佐々木小次郎
安土桃山時代から江戸時代初期に存在したとされる剣豪。
宮本武蔵との巌流島で決闘を行い、武蔵に敗れたとされています。
コミックでは宮本武蔵が「剣を志す者すべてが目指した境地であり、天下無双」と評しています。
ポセイドン
ギリシャ神話に登場する海と地震を司る神。
かつて、兄である征服神・アダマスを一撃で屠った過去を持つ。
ヘルメス
ギリシア神話に登場する青年神。
神々の伝令使あり、旅人、商人などの守護神である。
(コミックの設定では)彼が弾くバイオリンの調べは、天界にいる名高き音楽家たちでさえも感涙する。
ヘイムダル
北欧神話の光の神。
神VS人類最終闘争の始まりを告げる「終末の番人」。
リングアナウンサーとして実況を務めている。
オーディン
北欧神話の主神にして戦争と死の神。
シヴァ
現代のヒンドゥー教では最も影響力を持つ3柱の主神の中の1人。
破壊&創造<スクラップ・アンド・ビルド>の神。
アフロディテ
愛と美と性を司るギリシア神話の女神。
ロキ
北欧神話に登場する悪戯好きの神。
アレス
ギリシア神話に登場する戦を司る神。ゼウスの息子。
フギン&ムニン
北欧神話に登場する神オーディンに付き添う一対のワタリガラス。
みどころ
そもそもこの神々VS.最強人類の戦いの始まりは、人類が環境破壊などで地球上を汚染・破壊していて100年ごとに開催される神々の会議で人類は「終末」を迎えようとしていたところ、ブリュンヒルデ(ゲルマンの英雄譚に登場する女性)が待ったをかけたことが発端です。
神々がただ人類を滅ぼすのはあまりにも簡単で芸がないのではないか。
どうせなら人間に神々の力を見せつけつつ、人間を試してみてはどうだろうかと提案しました。
神々と人間が別次元にあったところから、同じ土俵で戦うといういきなり何段階もステップを飛び越えていきます(笑)
お互いに勝ったり負けたりと、意外にも人間が善戦をするので、神々も本気モードになりつつ、お互いに少しずつ認め合っていくところが魅力です。
まだ完結していないので人類が果たして「終末」を迎えるのか、はたまた存続するのかといところが今後のアニメ、コミックの見どころとなっています。
ちなみに、私もあまり神話は詳しくないのですが、ある程度神々に対する知識は身に着けていたほうがより楽しめると思います。
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「チェンソーマン」デンジとマキマさんは結局ヤレたのか!?第一部振り返り!!
現在11巻で第一部が完結している人気マンガ「チェンソーマン」。
主人公の青年はチェンソーの角を持つ悪魔と契約し自らもチェンソーの角が出せるようになりました。その角で、デビルハンターとして、悪魔を倒しまくるという話です。
しかしなぜ悪魔を倒すのか。。。
一体なぜそんな危険なことをするのか。。。?
なんと、
美人な女性とヤルためです!!!
では簡単にあらすじを整理していきましょう(笑)
あらすじ
悪魔が日常的に表れ、人間に被害が出ている世界が舞台です。
悪魔に対抗するべく、公安という組織でデビルハンターたちが活躍しています。
主人公のデンジは父親が残した借金をヤクザに返済するべく、チェンソーの悪魔のポチタを相棒に、一般のデビルハンターとして活躍していました。
日々の生活は苦しく、衣食住何をとっても人並みの生活からは程遠い暮らしをしていました。
そんなある日、ヤクザに騙されてゾンビの悪魔にデンジとポチタ共々殺されましたが、ポチタと契約を行いポチタの命をもらう代わりにデンジの夢を見せるということで復活します。そこからチェンソーマンに変身できるようになりました。
応援に駆け付けた公安のデビルハンターであるマキマに誘われ、人並みの生活と夢を叶えるべく、公安の対魔特異4課デビルハンターとして働き始めました。
対魔特異4課では悪魔と契約した人間やそもそも悪魔が共に働いています。悪魔は基本的に殺処分されるのですが、公安として働いているうちは自由に生きることができます。
そして、対魔特異4課では早川アキという「狐の悪魔」「呪いの悪魔」と契約している人間と、パワーという「血の悪魔」らと共にチームを組みます。
最終的には世界に被害を与えている「銃の悪魔」を倒すことがチーム・公安としての目標です。
主な登場人物
デンジ
父親が残した借金を返済すべく、貧相な生活を送りながら民間のデビルハンターとして働いていた。普通の人のように生きてから死にたいと、一度は殺されたがポチタと契約をしてチェンソーマンとして復活。朝食は食パンにジャムをつけて食べたり、女性と〇△%□したりという夢を叶えることだけをモチベーションに公安でデビルハンターとして働いている。
ポチタ
犬のような見た目をしているが、チェンソーの角が生えているチェンソーの悪魔。
デンジと民間のデビルハンターをしているときからの相棒で、公安ではデンジと契約を行い、デンジの心臓として生きている。
契約をすることでデンジはチェンソーマンになることができる。ポチタはデンジが見ている光景を見ることができる。
早川アキ
デンジと同じく対魔特異4課で働いている人間。「狐の悪魔」「呪いの悪魔」と契約をしてデビルハンターとして働いていた。しかし、サムライソードの戦いの際に「狐の悪魔」を呼び出せなくなったことで、新たに「未来の悪魔」と契約を結ぶ。それ以降未来を観ることができるようになる。
基本的にクールでデンジとパワーがうるさいキャラクターのため兄貴分、調整役としての立場をとっている。
パワー
デンジと同じく対魔特異4課で働いている悪魔。「血の悪魔」として血を操り武器に変身させたりすることができる。
10代後半くらいの女性の見た目をしているが、悪魔なので角が生えている。
最初は人間との協調性がなかったが、徐々にデンジやアキとの生活で協調性や人情が形成されていく。
マキマ
デンジたちの所属している対魔特異4課の上層の内閣官房長官直属のデビルハンターとして働いている。
正体は内閣総理大臣と契約した「支配の悪魔」であり、マキマへの攻撃は適当な日本国民の事故や病気に変換することができる。
見た目は美人だがどこかサイコパスな発言が多い。デンジはマキマの胸を揉みたい、ヤリたいという一心でデビルハンターを続けている。
結局やれたのか
さて、いよいよ本題に突入することができました。
主な人物紹介のところでもでましたが、チェンソーマンのデンジは、公安のマキマとヤリたいという一心でチェンソーマンを続けています。
公安に入る前までは人並みの生活も送れず、もちろん女性とデートに行ったり付き合ったり、やったりなどすることは夢の夢でした。
そんな童貞デンジはあこがれの女性マキマとヤルことができたのでしょうか。
結論をいうと、ヤレたともいえるが限りなくヤレていない!となります。
このマンガは童貞の青年諸君にとっては希望のある漫画に思えます(笑)
何も希望がなかった青年が公安に入るといきなりモテモテ現象が起きていました。
以下↓
何もなかった青年が公安に入っていきなり、相棒のパワーの猫を助けたことによって胸を揉むことに成功します。しかし、「こんなものか」と感じたそうです。
そのあとは、デンジの先輩の姫野さんと賭けをして勝ったので、飲み会で酔った後にデープキスに成功します…がゲロも垂れ流されてしまいます(笑)
そのあとは家に逆お持ち帰りされ、ディープキスをされますがそこでデンジは一線を越えることはありませんでした。
すべては、マキマさんとやりたいという一心です。
で、結局マキマさんとはデートに行ったりすることはできましたが、マキマさんが実はとんでもない人物で最後は衝撃的な結末を迎えます。
ちょっと衝撃的すぎるのでここでは書くことはしませんが、創造の斜めどころでなく90度上をいっています。
6巻あたりまではよくあるバトル漫画だなというふうにみていましたが、7巻あたりから話がメチャクチャ飛びまくるし、簡単に人の頭がスパスパ飛ぶし、腕とかなくなるし…と結末も納得だなという感じでした。(苦笑)
バトルホラーマンガという感じでしょうか。
かなり漫画としてのクオリティーは高く、斬新でスピード感ある漫画だなと思いました。一部完結となっていて続編が楽しみですね。
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最強の登山家・植村直己の冒険記「青春を山に賭けて」|世界初の五大陸最高峰登頂者の誕生
今でこそ7大陸最高峰登頂など話題になったりしますが、戦後間もない1960年代に登山家・冒険家として活躍していた方がいます。
植村直己さんという方です。全然知らなかったのですが、とんでもなく凄い人でした。
「青春を山に賭けて」という本を読んで知ったので、それを基に紹介していきたいともいます。
著者紹介
植村直己(うえむら なおみ)
1941(昭和16)年、兵庫県生まれ。
明治大学卒。日本人初のエベレスト登頂をふくめ、世界で初めて5大陸最高峰に登頂する。
難局を犬ぞりで横断することを目標に、72~73年地球最北端の村シオラパルクにて極地トレーニング。76年には2年がかりで北極圏1万2000キロの単独犬ぞり旅を達成、78年には犬ぞりでの北極点単独行とグリーンランド縦断に施工。
その偉業に対し菊池寛生、英国のバラ-・イン・スポーツ相が贈られた。
南極大陸犬ぞり横断を夢にしたまま、84年2月、北米マッキンリーに冬期単独登頂後、消息を絶った。国民栄誉書受賞。「青春を山に賭けて」著者紹介より
明治大学時代
明治大学時代は山岳部に入部。特にすごく入りたくて入ったわけではないそうですが、責任感の強い植村さんは入部後周囲が脱落していく中最後まで所属し続けたそうです。
明治大学の山岳部は本格的らしく、北アルプスや日本各地の名山を踏破していき、年間の3分の1程度を山に入っているくらい打ち込んでいたそう。
卒業後に海外の山々に挑戦したいということで、アメリカ行きの片道切符(カミカゼ切符)を購入し渡米。
渡米してから不法就労
渡米後は就労ビザも取っていなかったので(時代が時代というのもありますが)農園などで不法就労をしていたそうです。
言葉もほとんど話せない状況で渡米して不法就労…
なかなか今の冒険家ではお目にかかれない破天荒さではないでしょうか(笑)
もちろん、移民局に捕まったそうですが、山々にかける思いを伝えたらもう不法就労はしないという約束のもと見逃してもらえたそうです。
その後すぐにフランスへ渡航します。
フランスのスキー場でアルバイト
フランスではモン・ブランの単独登攀に挑戦するもクレバスへの転落の危機などもあり断念。そのあとはフランスのスキー場でフランス語を喋れないままに働くことに。
そこは元冬季オリンピック選手のジャン・ビュアルネ選手がディレクターを務めるスキー場だったそう。登山へ挑戦したいという植村さんの意志も尊重してくれる良いパートナーシップを築けたそうです。
そこに長い事滞在するようになり、周りの人とも関係を築いていったり、恋愛をしたりと楽しく過ごしていたようです。
ちなみに、ここに滞在している間に、アルプスのゴジュンバ・カンへ遠征隊として参加し登頂に成功しています。
5大陸最高峰登頂
これについて詳しく書きだしたら長くなりすぎるので簡単にまとめます。
明治大学OBの遠征隊でボジュンバ・カンへの登頂に成功。
その後に、モン・ブランへ再挑戦し登頂に成功(ヨーロッパ最高峰)。
同年にキリマンジャロへ挑戦し登頂成功。(アフリカ最高峰)
このアフリカへの旅の途中で今でも有名なマサイ族などを見ているそうです。
そのあと少しフランスでゆっくりした後、アルゼンチンへと渡航。
アコンカグアへ挑戦し単独登頂に成功(南米最高峰)
15時間で登って降りてくるという過去最高のスピードでの達成だったそう。
そのあと日本へ一時帰国。
1970年に日本山岳会の遠征隊としてエベレストへ挑戦し登頂成功(ユーラシア&世界最高峰)
再びアメリカへ戻り、同年マッキンリー単独登頂に成功(北米最高峰)
アマゾン川下り
ちょうどアコンカグアとエベレストの間の時期に、アマゾンをイカダで下ったらどうなるのかというのに興味がわいたそうで、ペルーのユリマグアスからブラジルのマカパまで約6,000キロにわたる距離の川下りを行ったそうです。(期間2か月)
普通に考えて、もはやあり得ない領域に入っています(笑)
まとめ
一応この本では大体ここまでの中身がもっと詳細に書かれています。
正直知らなかったのが恥ずかしいと思うくらいメチャクチャすごい人で、行動力が半端ないなとおもいました。
最後にマッキンリー冬期単独登頂(世界初)を果たした後に、行方不明になり捜索打ち切りで死亡認定がされました。
数々の世界初の偉業を成し遂げた功績をたたえ、死後に国民栄誉賞も受賞されています。
詳しくは植村さんの本を読んでみてください!!
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【あらすじ・書評】松本直也『怪獣8号』|少年漫画でおじさん主人公の物語
「マンガ大賞2021」6位にランクインし話題となっている『怪獣8号』(著者 松本直也)の3巻が2021年6月4日に発売されます。
もともとジャンプ+で連載されているときから注目を集めていて、単行本が発売されると1巻でいきなり43万部だったというので驚きです。
2020年1巻が発売されたでは一番売れた漫画になったそうです。
ではさっそくどんな漫画なのかご紹介していこうと思います!
あらすじ
舞台は怪獣大国日本という設定で、怪獣によって街が破壊されていく日常です。
それに対処すべく、日本防衛隊という組織があります。日本防衛隊では優れた身体能力と、防衛隊専用の特殊スーツを着用して怪獣と戦っています。
主人公の日比野カフカは幼馴染のミナとともに日本防衛隊に入ることを夢見ていたものの、ミナだけ日本防衛隊に合格しカフカは挫折。
現在は怪獣の死体清掃員としてやさぐれながらも真面目に勤務しています。
そんな日々を過ごしてるカフカに後輩隊員の市川レノが日本防衛隊の年齢制限が引き上げられたと伝え、共に受験することに。
しかし、その直後に小型の怪獣が体内に入り込みカフカは自身も怪獣となってしまい日本防衛隊に追われる立場になります。
なんとか怪獣が表面に出ることを抑えられるようになり、日本防衛隊の試験を受けることに。
しかし試験当日も日本防衛隊にも手に負えないような怪獣が出現。
カフカは「怪獣8号」に変身し、自身の力を発揮するのだった。
主な登場人物
日比野カフカ=怪獣8号
32歳の男性で、もともとモンスタースイーパーという怪獣の死体処理の会社に勤めていた。とある日怪獣が体内に侵入し「怪獣8号」と呼ばれ日本防衛隊に追われるようになる。(ちなみに日本防衛隊では日比野カフカ=怪獣8号とは知らないので怪獣8号として追われている。侵入した8号は最強の怪獣のため、メチャクチャ強い。
市川 レノ
モンスタースイーパーのころからの日比野カフカの後輩の18歳の青年。
もともと日本防衛隊志望で日比野カフカを試験に誘う。カフカに命を救われたことをきっかけに尊敬し始め、相棒として怪獣8号がついつい表面に出ているときなどにツッコミを入れるコメディキャラ。
亜白 ミナ
日比野カフカの幼馴染で27歳の女性。日本防衛隊でも最強クラスの実力の持ち主。美人。日比野カフカには仕事上とくに配慮せず現時点では特に接点はない。
四ノ宮 キコル
16歳でカリフォルニア討伐大学を飛び級で最年少主席卒業した期待の新人。
カフカに命を助けられたことでちょっと惚れかかっている。(かもしれない)
著者
松本直也
「SPIRITUAL PEOPLE」十二傑新人漫画賞 最終候補
「ネコロマンサー」で十二傑新人漫画賞十二傑賞
以降、「週刊少年ジャンプ」や「少年ジャンプ+」などで連載を行う。
2020年7月から「少年ジャンプ+」で『怪獣8号』を連載開始。
みどころ
最近のマンガで増えていますが、1巻で変身する展開がめちゃくちゃ早いです。
ちょっと前のマンガとかだと、最初何巻かエピソードがあって怪獣になっちゃったとかが多かった印象ですが、「呪術廻戦」とかも虎杖が宿儺の指を食べるのも早くて今回ももう1巻のほぼ初っ端で怪獣を飲み込んでしまって怪獣になるという展開です。
やはりダラダラしていると離脱する人が増えているのでスピーディーな展開が面白さの要因になっているのではないでしょうか。
また、少年漫画ですが中年男性がマンネリから脱却し、ヒーローになっていくというサクセスストーリーはわりかし珍しいのではないかなと思います。
バトル漫画ということもあり学生でも楽しめるし、大人もなんだか勇気がもらえるような漫画になっていると思います。
あと、王道の恋愛要素ですが、幼馴染の亜白ミナと同期隊員の四ノ宮キコルという2人の女性が出てきているので、怪獣になってモテ期到来の予感がしています(笑)
日比野カフカが怪獣8号だということは世間にはまだバレていないので、今後バレた時に受け入れられるのかそれとも対立していくのかというのが今後の注目ポイントになります!
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【あらすじ・書評】遠藤達哉『SPY×FAMILY』
2019年7月に第1巻が発売され、『このマンガがすごい!2020』オトコ編第1位、『マンガ大賞2020』第2位、『マンガ大賞2021』第10位と様々賞を受賞している作品『SPY×FAMILY』。
CIAものなどの映画を観つくしたといっても良いほどスパイものが好きな私としては見逃せない作品です。
ちなみに第7巻が6月4日に発売されますので、改めてご紹介していこうと思います。
あらすじ
名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!出典:ebookjapanより
東西に分断された地域で、西側諸国の敏腕スパイとして活動している黄昏。
要注意人物のドノバン・デズモンドの動向を探るミッションを課せられます。
デズモンドと接触できるのは、デズモンドの息子が通う小学校のみ。
そこで、黄昏は偽装家族を築き、デズモンドとの接触を試みます。
黄昏が偽装家族を築くため養子を受け入れることにしますが、その女の子は人の心が読める超能力者。奥さんは見た目は普通ですが、実は東側の凄腕暗殺者。
養子に選ばれた女の子は孤児のため、家族を維持させることを目的としていて、奥さんのヨルは婚期の遅れを首位から指摘されて浮いた存在になることで注目されることを避けるため、黄昏はミッションを成功へと導くためという3人の目的が一致しました。
しかし、もちろん偽装家族にも本心は話しておらず、お互いがバレないようにあの手この手を使い”普通の家族”を演じます。
登場人物
黄昏(たそがれ)= ロイド・フォージャー
東国で諜報を行う、西国組織WISEの敏腕スパイ。
並外れた戦闘力・記憶力・情報処理能力を持ち、任務ごとに様々な顔や名前を使い分ける。今回の作戦〈梟〉ではイケメン精神科医で良い夫を演じている。
いばら姫=ヨル・フォージャー
バーリント市役所の女性事務員。裏の顔は凄腕の殺し屋。
人間関係の問題や怪しまれることを回避するために、妻役を探していたロイドと結婚。
料理下手で基本的には優しく家族思い。
被検体007=アーニャ・フォージャー
他人の心が読める超能力者の少女。家族関係を維持するため、黄昏の心を読み必要とされている任務を達成すべく奮闘する。
心を読めるがゆえに夫婦の偽装結婚の事実や相手の本心が読めすぎて悩んだりする。
未来予知犬=ボンド・フォージャー
未来予知能力を持つ犬。
未来予知ができるものの、犬なので人間には伝達することができない。
そのためアーニャがボンドの心を読み人間へと伝達するという連携プレーを見せる。
ドノバン・デズモンド
国家統一党総裁。東西平和を脅かす危険人物。
東国の政財界に大きな影響力を持ち、用心深い性格で、表舞台になかなか姿を現さないが、息子が通うイーデン校の懇親会には出席する。
ダミアン・デズモンド
ドノバン・デズモンドの次男。
父親のドノバンに認められるべく学園のスターを取るため奮闘する。
著者
遠藤達哉 (Tatsuya Endo)
2000年に「西部遊戯」で第5回ストーリーキング漫画部門準キングを受賞する。
その後、「TISTA」「月華美刃」などの連載・単行本を発売する。
以降しばらく他の漫画家のアシスタントに専念する。
加藤・アミュー・藤本タツキ・賀来ゆうじなどのアシスタントを務める。
『ジャンプSQ』2018年3月号に「I SPY」を掲載し好評を得る。
2019年から『SPY×FAMILY』の連載・単行本の刊行を行う。
書評
この作品ではお互いが事実を隠しあった状態でスパイ活動を行うという極秘任務の上に極秘任務が重ねられています。
黄昏は任務完遂のためにあの手この手でアーニャをサポートし、ダミアンと仲良くならせることに奮闘します。アーニャもその心を読みながら頑張ります。
当初は単なる偽装家族にすぎませんでしたが、徐々に愛着がわいてきます。
任務を頑張ったご褒美にアーニャをお城で遊ばせたりとけた違いな家族サービスなどを行っていくうちに段々と家族としての絆を築いていきます。
あと、一番の見どころは何と言っても”エレガントさ”です。
アーニャやダミアンが通うイーデン校は格式高い学校で、エレガントに値するかどうかでスターを獲得できるかどうかに関わってきます。
そのため、何事もエレガントにこなさなければなりません(笑)
今後の展開としては家族の大切さに気付いた黄昏やヨルが自分たちの正体を打ち明けていくのかというところが見どころになってくるかと思います。
スパイコメディ漫画としてとてもおもしろく、カッコいい~と思いながら読めるコミックですのでおススメですよ!
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